【現実スゴイ】スクワット・コブラーそっくりのフェティシズムが実在する

S2E2「クリームパイ」でプライスの弁護人として警察に出向いたジミーは「スクワット・コブラー」というある種のフェティシズムの存在をでっち上げました。これ、全くの創作かと思っていたんですが、すごーく良く似た性的嗜好が実在するようです。

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コブラーって?

そもそも「コブラー」って何?と思った方も多いかも(私も)。日本ではあまりなじみがないですが、アメリカやイギリスでは割と一般的なフルーツ・パイの一種だそうです。不器用でも作れるほどレシピが簡単なので、コブラー(Cobbler)には「不器用な人」という意味もあるのだとか。

フルーツの上にパイ生地を乗せて焼くそうなんですが、地方や家庭によってレシピは様々で、アメリカ南部ではアイスクリームを乗せて食べることが多いようです。おいしそう…。

ただ、ジミーたちが食べていたコブラーは上にクリームやチョコが乗っていて、どちらかというと普通のクリームパイに見えますね。アメリカ事情がよくわからないのでアレですが、パイとコブラーはそれほど明確に分かれていないのかもしれません。

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ブルーベリー・コブラー
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ジミーたちが食べているコブラー

ケーキの上に座る姿に萌える人たちがいる

性的なものとは全く結びつかないコブラーをフェティッシュにしたところが「スクワット・コブラー」の面白さだと思ったんですが、実は現実世界にもすごく似たフェティシズムがあることを放映後に知りました…。

「クリームパイ」の放映直後、米掲示板Redditのあるユーザーが冗談でスクワット・コブラー板r/squatcobblers ※リンク先18禁注意)を新設したところ、なんとすぐにジミーが説明していたのと同じような行為のビデオが幾つか投稿されたようです。この板を作ったユーザーも「冗談だったのに…」と驚いていました(元コメントは削除しちゃったようで見つからないですが)。

私もビックリしてちょっと検索(※)してみたら、ポルノサイトなどにそれ系の動画が…思ったよりありました(Youtubeにもある)。「ケーキ・シッティング(Cake Sitting)」というらしく、パイではなくケーキなんですが、なんというか「ケーキに座って押しつぶすのがたまらないぜ…!」という人たちが少なからずいるようです。専用のカテゴリーが存在するサイトまでありました。世の中にはいろんなフェティシズムがあるとは知ってましたが、まさかケーキとは…。世界の広さを思い知らされた次第。

※ 興味のある人は「Cake Sitting」とか「Food Crushing」とかで検索すると新世界の扉が開けるかもです。ただし、Crush Fetishには物や食物だけでなく虫や小動物を潰すのが好きという闇深い世界も含まれるようなので、検索の際はご注意ください。

高名な司祭の「ケーキ・シッティング」動画が流出してクビに

「ケーキ・シッティング」動画が流出して大変なことになった人もいるようです。

2015年10月、東方正教会の高い地位にある司祭(67歳既婚者)と、彼と不倫関係にあった教区立学校の女性校長(45歳こちらも既婚者)とのアブノーマルなビデオが流出しました。この動画では、ピンヒールを履いた女性がケーキ…というか袋に入ったままのバナナ・ブレッドの上に座っています。鏡に写った司祭はそれをジッと見つめていますが、この件を報じたNew York Postの記事では「これは明らかに『ケーキ・クラッシュ』とか『ケーキ・シッティング』と呼ばれるフェテッシュだ」と書かれています。

以下はその動画ですが、たぶん一般の方にはエロ要素はかなり薄いので、18禁…ではないと思います。

Priest’s ‘cake sitting’ porn fetish | NY Post

他にも司祭が足で顔を踏んでもらっている動画もありました。うう…。これらの動画は匿名でNew York Postに届けられたそうで、当初司祭は自分ではないと否定していたようですが、教会の長老が「本人に間違いない」と認めたため、観念して辞職したようです。

この事件が起こった頃には「ベター・コール・ソウル」シーズン2はほぼ撮り終えていたようなので、制作陣もビックリのニュースだったんじゃないでしょうか。

Kinky Orthodox priest brought down by ‘cake porn’ sex tape | New York Post

ドラマや雑誌でもチラホラ見られる

検索してたらこんなのも見つけました。アメリカで2009年から放映された「United States of TARA」というドラマには、主人公サラの娘(演:ブリー・ラーソン。かわいー!)がケーキに座るシーンがあったそうです。「『クリームパイ』を観てこのシーンを思い出した」と言っている人を何人か見かけたので探してみたら、動画ありました!こちらも18禁ではないですが、やや音声注意

Brie Larson as Princess Valhalla Hawkwind sits on a cake | Coub

他にも、LGBT向け雑誌「OUT」(2010年7月号)に載ったクリスティーナ・アギレラの写真もそれっぽいと言えなくもない…。

Christina Aguilera Talks Estrogen & Exploration | Just Jared

こうしてみると、もしかして私が知らなかっただけでそんなにマイナーな嗜好じゃない…のかも…。

愛好者曰く「夢はウェディング・ケーキに座ること」

いろいろ見ても何がそうさせるのかわからなかったので、自ら「ケーキ・シッティング・フェチ」だと言う男性Richさん(37)のインタビューも読んでみました。答えは「なぜ好きなのかホントにわからない。とにかく最高な気分だってことしか言えない。ただ、やっちゃいけないことをやるみだらさ、みたいなのはある」とのこと。なんとなく理解…。

Richさんにとって、ケーキ屋さんの前を「その気」にならずに通るのは難しいんだそうです。どんなケーキが好きかという問いには「コストコのケーキが好みだけど正直なんでもいい。真ん中にプリンがあって外側をバタークリームでフロストしてあるケーキが最高だよ。アイスクリームケーキも楽しい。夢はウェディング・ケーキかな。7段くらいあるやつ」。ちなみに食べるのはあまり好きじゃないのだとか。全文はこちら→ That’s My Fetish: Cakesitting | Medium。かなり深いです。

スクワット・コブラー誕生秘話

「ベター・コール・ソウル」に話を戻すと、そもそもプライスのやったことをごまかすのになぜ「スクワット・コブラー」だったのか?

このエピソードの脚本を書いたジェニファー・ハッチソンは、AMCのインタビューで次のように話しています(毎度の意訳)。

ジミーに何か…恥ずかしくて罪の意識を感じるけど、違法ではない何かの話をさせたかったの。私はかなり早い段階で「パイ・シッティング」を提案したけど、とりあえず保留になって、他のフェティシズムについても検討したけど結局これが完璧だという結論になったの。当初、名前はつけていなかったんだけど、(ジミーを演じる)ボブ・オデンカークが脚本を読んで「これには名前が必要だ!」って。みんなで変な名前を出し合って楽しんだわ。

なんか楽しそうな職場ー!

AMCからは「Better Call Saul: The Origins of Squat Cobbler(「スクワット・コブラーの起源)」というアニメーション動画も公開されているんですが、残念ながら日本からは観られません。DVD/Blu-ray特典にはなるかも。

プライスがパイに座った動画は、実際にある

DVD/Blu-ray特典といえば、このエピソードのInsider Podcastで製作者のヴィンス・ギリガンが、プライスを演じたマーク・プロクシュ実際にパイに座った動画が存在すると明かしているので、こちらも特典映像になるかも?観たいのか観たくないのか自分でもよくわからない…。

【UPDATE】ほんとに特典映像になったみたいです → ベター・コール・ソウル シーズン2 DVD &ブルーレイ発売は12/21【光の速さで予約 part2】

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このシーンのジミーの「ほんとは言いたくないんだけどさ…」と言いたげな素振りほんとすき

最後に、ジミーがでっち上げた「スクワット・コブラー」の地域別呼び名を挙げておきます。

  • スクワット・コブラー(Squat Cobbler)
  • ホーボーケン・スクワット・コブラー(Hoboken Squat Cobbler)※ホーボーケンはニュージャージー州の都市名
  • フルムーン・ムーン・パイ(Full Moon Moon Pie)
  • ボストン・クリーム・スプラット(Boston Cream Splat)
  • 尻フェチのサイモン(Simple Simon, the Ass Man)
  • ダッチ・アップル・アス(Dutch Apple Ass)
  • 泣き虫スクワット(Crybaby Squat)※プライスさんの「パトロン」が好きな珍しいタイプのスクワット・コブラー

これだけの数を立板に水のごとくスラスラ思いつくジミー、スゴい!(詐欺師的に)