「ベター・コール・ソウル」S4E8「故郷の声」でジミーが作った偽ホームページが実際に見られる

ベター・コール・ソウルS4E8「故郷の声」でジミーとキムは、あるとんでもない計画を実行しました。その計画の流れで教会を装った「偽サイト」が登場しましたが、このサイト、実際にWeb上にアップされていて、電話も通じます(※2018年現在)。

以下「ベター・コール・ソウルS4E8までと「ブレイキング・バッド」のネタバレあり。未見の方は注意!

以前ジミーが謎のCM会社「ソウル・グッドマン・プロダクション」を立ち上げた(?)ときも公式サイトがオープンしてましたが、本エピソードに登場したヒューエルの教会ホームページも実際に公開されていました。うう…楽しいぃ…。

Free Will Baptist Church
「福音バプテスト教会」 ※音が鳴ります!注意!

サイトを訪れると聖歌が流れ、ヒューエルさんの笑顔が目に飛び込んできます。使われている書体はダサいことで有名なコミック・サンズで、読みづらい!(「ブレイキング・バッド」でジュニアがウォルターのために作った募金サイトもコミック・サンズでしたw)

大きく「寄付をお願いします!」とありますが、その下に「あなたの神、主が賜る祝福にしたがい、おのおの力に応じて捧げ物をしなければならない」という聖書(申命記)の言葉を引用しているところが地味に押し付けがましくていいですね!なお「Donate」ボタンをクリックすると、実在の「北西ルイジアナ フードバンク」の募金ページにジャンプします。

「カレンダー」のページを見ると、教会の今週の予定が書いてあります。これによると、月曜日は信者の皆さんが集まってヒューエルのために嘆願の手紙を書くようです。他の曜日は、がらくた市とか合唱の練習とかなんですが、土曜日のシニア向け聖書勉強会のとこに「大きな文字の聖書あります!」って書いてあるのが、なんかジミーっぽくてウケました。

この画像はPhotoshopで作ったのかな…

「奉仕活動(Ministries)」のページも笑顔のヒューエルさん画像とともに「ヒューエルに自由を!」活動が大々的にフィーチャーされてます。他の奉仕活動は下に小さく載ってるだけ。

そして、一番教会の本気度(?)が出ているのが「信者の声(Testimonals)」ページです。

「信者の声」ページはヒューエル全開

「信者の声」ページには、ヒューエルを助けるため、信者さんひとりひとりが自分にできることをしよう!と書いてあります( ヒューエルがいかに自分の人生に良い影響を与えたか証言するとか、アルバカーキに手紙を送るとか、寄付するとか)。その下に、教会の電話番号はもちろん、手紙の送り先としてニューメキシコの地方裁判所の住所とともにマンシンガー判事(※)の名前が書いてあって、なるほどwwwってなりました。
※キムに映画「評決」の話をした人 = ヒューエルの件を話し合いで解決しろと言った人

ジミーの過去の顧客を思わせる記述がある

ページ後半には、「いかにヒューエルがいい人か」という信者のみなさんからの証言が並んでいます。「ヒューエルが夏期聖書学校を手伝うようになってから参加する子供が増えた」とか、火事の現場から救われたという人の「彼は真に神の弟子」という声とか、いろいろあるんですが、中でも「あっw」ってなったのが、二番目のポーリーンちゃんの証言。

おじいちゃんのお葬式で留守にした時、ヒューエルが私の猫の面倒を見てくれたの。ヒューエルはえさをやって、薬も忘れずにあげてくれた。オスカーとフィリックスは胃が弱いからすごく気をつけてあげないといけないの。今ではヒューエルが来るたびに膝に飛び乗るようになったわ。

すごい細かいネタでアレなんですが、この「オスカーとフィリックス」はジミーの元顧客だったアイリーンおばあちゃんが飼っていた猫の名前です。

S1E7「ビンゴ」より。吹替:「アイリーンよ、シャム猫を二匹飼ってるの」
「オスカーとフィリックス」。(この名前自体も映画「おかしな二人」のパロディ)

アイリーンおばあちゃんにはサンドパイパーの一件で嫌われてしまったジミーですが、ちゃんと猫の名前まで覚えてるんだなぁ…としみじみ。シュトラウスさん(ジミーのCMに出てくれたおばあちゃん)の訃報を聞いたときも本当に悲しんでいましたよね。チャックの時よりも…。

ヒューエルの武勇伝がチャックの事件に似ている?

チャックと言えば。ジミーがこの教会の牧師のふりをして検察官と電話で話すシーンで、ジミーはヒューエルが、「に」「火事から」信者の「お年寄りを」救った話をしていました。

「周りに火が燃え広がって炎がぼうぼうと躍り上がったんです」

見ていて「うわぁ…チャックのことが思い浮かばないのかな…」とヒヤヒヤしたんですが、Redditでもここを指摘してる人がいて、「意識するしないにかかわらずジミーの中にチャックはいるみたいだ」「一瞬緊張したけど、ああ、ジミーは壊れてるからなって思った」というコメントがついてました。
大丈夫かジミーさん…。

あの三人組がホームページでもお手伝い

ニセサイトに戻りますが、「信者の声」ページの一番下を見ると証言が音声で聞けるようになっています。予想通り、例のカメラマンと音声さんとメイクさんの三人の声のようです。貢献度高い…!

この三人出てくるとほっこりする

メイクさんは「ヒューエルは誰よりも遅くまで残って後片付けを手伝ってくれるいい人」だと証言。音声さんは「何かトラブルがあったら一番に電話するのがヒューエル」と言っています。カメラさんはヒューエルに電話で家庭教師をしてもらった話をしてるんですが、実のお兄さんとは仲が悪いようですw(声だけなので、もしかしたら音声さんかも?)

ヒューエルが俺の兄貴だったらなと思う。だって、認めよう、俺の兄貴はクソだ。

ちなみにこの三人、いつまで経っても名前が出てきませんが、実はカメラマンさんの名前はシーズン1でちょっとだけ映る新聞に出てました。ジョーイ・ディクソンくんだそうです。
Redditではこの新聞記事を全部書きだしてくれたツワモノが…。読むと、ちょっとしか映らない新聞記事の内容まできちんと書かれているのがわかります。ていうかコレ書き出しちゃう人もスゴい。すき。
もうひとつ余談ですが、メイクさんは以前「演劇部の会計係」だと言ってましたが、このエピソードでは「今即興劇を習っている」と言っていて、ちょっとステップアップした模様。こんなサブキャラにもストーリーがあるとこも、ほんとすき。

お問い合わせページにもジミーの痕跡が

「お問い合わせ」ページには「福音バプテスト教会」の歴史が書いてあるんですが、その中に、初代牧師さんが自らの手でこの教会を建てた時「この岩の上に私の教会を建てよう」と言った、とあります。これは聖書の言葉(マタイによる福音書)なんですが、ジミーがケトルマン夫妻から受け取った賄賂を手にして言った言葉と同じです。

S1E4「ヒーロー」より。「この岩の上に私の教会を建てよう」

この時ジミーは聖書(bible)と賄賂(bribe)をかけて、「この金を元手にビジネスを上向かせよう」という意味で言ったようですが(ってRedditorさんが言ってた)、こんなとこにも出てくるところを見ると、この言い回しが気に入ってるのかも。

このページの下に「メルマガ登録フォーム」があったので、登録してみたけど今のところメールは来てません(知ってた)。

それと、このページにはハンスフォード牧師さんの写真がありますが、ググったら有料の素材写真でした。この写真だけでもすぐ偽物だとわかるんだけど、大丈夫かコレ。住所も書いてあるけど、実際はメキシコ料理店だし…。今後のエピソードでバレないといいんですが。

電話番号も通じる!※2018年現在

観終わって20分くらいで電話w

「ベター・コール・ソウル」に登場する電話番号は実際に通じることが多いです。なので、この教会の電話番号にもかけてみました。番号は318-426-9662(日本からかける時は国番号とかが要ります)。ちゃんとルイジアナ州の局番です。

さて、かけてみると呼び出し音の後、予想通りジミーの声が!わーい!あんまり面白いことは言ってなかったですが、あるRedditorさんがアップしてくれた音声も貼っておきます。

Hello here, You reach this voicemail because god in his grace have led you to our humble congregation. Please leave a message after the tone and I paster Hansford would personally return your call. We here Free Will Baptist look forward to bringing you into our flock.

(超意訳)こんにちは!神のお恵みがあなたをこの小さな集まりに導いてくださいました。発信音の後にメッセージをどうぞ。わたくし、ハンスフォード牧師が折り返しお電話いたします。私たち福音バプテスト教会は、あなたが我々の仲間に加わってくださるのを楽しみにしています。

※聞き取りがところどころ自信なかったりするので、間違いご指摘プリーズ!

エリクセン検察官が折り返すよう伝えていた番号(505-186-1945)もつながるのかな?と思ったんですが、Redditによると、こちらは「現在使われていない番号」のようです。

【おまけ】ヒューエルの名字バビノーはルイジアナ州に多い名前

このエピソードの英語タイトルは「Coushatta」です。Redditでは毎回エピソード公開前にタイトルの意味や展開をあれこれ予想するのが常なんですが、今回は「マイクがコウシャッタ・カジノにドイツ人技師たちを連れて行って、そこでカイがなんかやらかす」という予想が多かったです。

が、あるRedditorは放送前に「コウシャッタはヒューエルの故郷なんじゃないか?」と言い当てていました。なぜ彼がそう思ったかというと、ヒューエルの名字バビノー(Babineaux)の意味を検索したらフランス系でルイジアナ州に多い名前だと出てきたから、だそうです。

脚本が本当に細かいところまで考え抜かれていて、いつもながら驚かされます。Redditのみなさんの目の付け所もホントすごい。

ちなみに次回(S4E9)のエピソードのタイトルは「Wiedersehen」。ドイツ語で「さようなら」または「また会いましょう」という意味みたいです。てことは…○が●を×することになるのか…?(ガクブル)とか思うんですが、本エピソードのキムの「もう一度やりましょう」も完!全!に!予想外だったし、当たった試しがないので、素直に次回を待ちます!