ジミーのオフィスにある不思議な絵の意味は?

デイヴィス&メイン弁護士事務所のジミーのオフィスにはちょっと変わった絵が飾られていますが、海外のファンの間で「この絵は何か意味があるんじゃないか?」と話題になっているようです。

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この中身の無い人物の絵、S2E1「スイッチ」で初登場するやいなや、Reddit等で「この絵は誰の絵?」「何を意味するのか?」と話題になりました。その後のエピソードでも意味ありげに大写しになっています。

絵の意味について、「Pot(鉢)+ Head(頭)= 大麻常習者(Pothead)だからもしかしてこれからジミーが麻薬にハマるとか…」「(「ブレイキング・バッド」の)ウォルターのズボンとスズランの鉢じゃない?(※)」などなど、いろいろな憶測が飛び交っていますが、一番多かった意見がジミー本人を表しているというもの。私自身も最初見た時にそういう印象を持ちました。

※ ウォルターのズボン説は「は?」と思ったんですが、このAll About Saul!さんのInstagramを見たら一目瞭然かも。Hitflixの記事でも触れられています。

ニューメキシコ出身の画家が番組のために描いたもの

調べてみたところこの絵、ニューメキシコ州サンタフェの出身の画家マイルズ・トーランド(Miles Toland)氏の作品のようです。タイトルは「Geometric Abductions」。この絵が劇中で使われた経緯について、ご本人がFacebookで次のように話しています。

They asked for permission and I painted this piece for them. They were very clear that they wanted this character free falling, or slipping, or tumbling or however you’d like to interpret the meaning :)

意訳:(ベター・コール・ソウルの)スタッフから使用していいか問い合わせがあって、番組のために描いたんだ。彼らはハッキリと、この、落ちてるというか滑ってるというか、転んでるというか…なんでも観る人が意味を解釈してくれたらいいんだけど…このキャラクターを使いたがってた。

…ということですので、なにがしかの意図があってこの絵が選ばれたようです。トーランド氏が言っている通り、落ちてるようにも滑ったり転んだりしているようにも見えるので「『滑りのジミー』の象徴」とか、「これから失敗して落ちていく様子じゃないか」とか、いろいろな推測がされていますが、いずれにしてもジミー本人を表しているようです。

ちなみにトーランド氏はこの絵ソックリな絵をインドのゴア州でストリート・アートとして描いています(公式サイトに写真あり。リンク先真ん中あたり→ Street Art: India – Miles Toland)。これが「ベター・コール・ソウル」のスタッフさんの目に止まった可能性が高そうですね。

「この絵を是非手に入れたい!」という人が少なからずいるようですが、前出のご本人のFacebookを見ると権利を「ベター・コール・ソウル」に渡しているので、残念ながら再販はできない、とのこと。ただ、「このコンセプトに沿った別のオリジナルならいつでも描くよ。メールで知らせて!」とも言っておられるので、ほしい方は連絡してみては?

Miles Toland

ジミーのオフィスには他にも2つの絵が

オフィスの絵のなかではこのトーランド氏の絵がすごーく目立っていますが、実は他にも2つ絵が飾ってあります。

ひとつはジミーのデスクの背後に飾られている絵。

これはカリフォルニア州サンペドロ出身の画家フランシス・グレゴリー・ディ・フロンゾ(Francis Gregory Di Fronzo)氏の作品「Im Abendrot (At Twilight)」のようです。タイトル前半がドイツ語でカッコ内が英語ですが、意味は「夕映えのなかで」(シュトラウスに同名の曲があるようです)。

As seen on #bettercallsaul www.francisdifronzo.com

Francis DiFronzoさん(@francisdifronzo)が投稿した写真 –

Francis Gregory Di Fronzo氏のインスタグラムより

フロンゾ氏の作品はジミーのオフィスの外側の壁にも二つ飾ってあります。

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ジミーのデスクの背後にある絵
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S2E3「テキサス」より

Francis Gregory Di Fronzo

もうひとつは、オフィスのドア近くにあるこの絵。

劇中ではあまり画面に映らないため、AMC公式サイトの「バーチャル・リアリティ 360° ツアー」で全体像をみて、さらにGoogle先生に聞いてやっとわかったんですが、この絵はカリフォルニア州サクラメント出身の画家ハリー・フォンセカ(Harry Fonseca)氏の「Stone Poems – Nocturne #11」という作品のようです。

Harry Fonseca

これらの作品にも何か意味が込められているかもしれませんね。