待ちに待った「ベター・コール・ソウル」のブルーレイ(コンプリート・ボックス)が届きましたー!特典映像やAmazon限定特典についての感想など、つらつら書いてみました。

私が買ったのはAmazon限定「ベター・コール・ソウル」ブルーレイ(初回限定版)。値段的には少し高め(といっても定価)なんですがソウル・グッドマン サモア大学卒業証書&ビジネスカードが特典としてついてくるというので、迷わずコレをポチしました。
Amazon限定版特典はソウルのサモア大学卒業証書と名刺

で、届いたのがこちら。最初、Amazonから荷物が届いたとき、やたら箱がデカいので「他になんか頼んだっけ…?」と思いましたが卒業証書の面積的な問題でした。
卒業証書もビジネスカードも普通の厚手のコート紙に片面カラー印刷裏面真っ白で、予想以上にただの紙切れでしたが、それでもなんか嬉しかったので良しとします。
なぜかソウル・グッドマン名義の卒業証書
ただ、「ブレイキング・バッド」でソウル・グッドマンの事務所に貼ってあった賞状は「Master of Arts(修士)」なんですが、こちらは「Juris Doctor(法務博士)」。デザインや署名も劇中のものとは違ってます。卒業証書だからいろいろ違うっていう設定かなーと思ったんですが、ふと卒業証書だったらソウル・グッドマンじゃなくジミー・マッギル名義じゃね?と気づいた次第。ていうか今まで気づかなかった自分…。でもいいの。オマケだもの…。
ビジネスカードの方は電話番号の横に「SE HABLA ESPANOL(スペイン語話せます)」と書いてあります。確かにソウルは「ブレイキング・バッド」でウォルターたちに拉致されたときスペイン語喋ってたし、タガログ語も喋れるしね!優秀。ちなみにこの電話番号(505)-503-4455は実際に通じます。
特典映像「グッドコップ バッドコップ」「NG集」は必見!
「ベター・コール・ソウル」はNetflixで何周も観てるのに、なんでブルーレイを買ったかといえば、もちろん特典映像&コメンタリー目当て。まだ時間がなくて本編のコメンタリーは観れてないんですが、特典映像だけ一気見しました。量的にも内容的にも大満足!
以下、特典映像まとめです。
DISC1特典映像
「弁護士ジミー」(法廷のシーン)

11:59 コメンタリーあり 【Blu-rayのみ】
エピソード2「トゥコ」の法廷でのモンタージュシーンのメイキング。当初は音楽のみの予定でセリフはボブ・オデンカーク(ジミー役)任せだそうですが、アドリブとは思えないほどポンポンと言葉が出てくる様子は圧巻です。しかもいちいち面白い。本編では約20秒ほどになっていますが、アドリブが秀逸すぎたため一部のセリフは生かされたそうです。
未公開シーン(デート)

3:14 コメンタリーあり 【Blu-rayのみ】
同じくエピソード2で、ジミーがトゥコに拉致された直後、美女とバーでデートするシーン。こちらは上の法廷シーンとは逆に当初はセリフがあったものが、編集の段階で「会話の詳細が聞こえないほうがジミーが何を考えているのかよくわかる」という判断で音楽のみになったそうです。使われなかったセリフではお互いの幼いころの思い出などを語り合っています。
「初日の風景」DAY ONE

4:12
タイトル通り初日の撮影風景。これを見る限り一番最初に撮影されたのはエピソード1でジミーがスケボー兄弟を詐欺に引き込むシーンだったようです。ボブ・オデンカークはもちろん、製作総指揮のヴィンス・ギリガン、トーマス・シュノーズやマイク役のジョナサン・バンクス他が登場。
DISC2特典映像
未公開シーン(切符売り場)

5:32 コメンタリーあり 【Blu-rayのみ】
エピソード7「ビンゴ」に入る予定だったシーン。ケトルマンから金を奪うのを手伝って欲しいとジミーがマイクに頼みに来た場面です。このシーンが削除された理由は、一つは「テレビ的な理由(時間)」のため、もう一つは、ひとつ前のエピソード「警官」が大変ドラマティックだったのに比べ、「あの」マイクの登場シーンとしてはやや軽く見えてしまったこと、だそうです。
この動画については一部公開されています。→ 「ベター・コール・ソウル」NG集&削除シーンが公開されました
シーズン1の製作について
グッドコップ バッドコップ:マイクの誕生

24:19 【Blu-rayのみ】
マイク役のジョナサン・バンクスの演技が素晴らしかったエピソード6「警官」のメイキング。もうこのメイキングを見てるだけでも泣けます…。
劇中では冬、雪が積もっているフィラデルフィアのシーンですが、実際には暑いアルバカーキで撮影されたそうです。
また、ジョナサン・バンクスは「マイクは息子の死に責任を感じて自分を許せないのに、なぜ生き続けているのか?」と考え、役者として出した結論は「息子の嫁に償うことと、孫に大きな借りを作ってしまったから」だったとのこと。

ものすごーく余談ですが、このメイキングを見て、警官ホフマン役のレイン・ギャリソンくんがプリズン・ブレイクのトゥイーナーだったことに初めて気づきました。
レコーディングスタジオの風景

5:13 【Blu-rayのみ】
ミュージック・ビデオ「ベター・コール・ソウル」のレコーディング風景。すっごい渋い美声で歌ってるのは「カントリーの星」ジュニア・ブラウン氏で、ヴィンス・ギリガンとはXファイルでも仕事をしていたとか。図らずもブライアン・クランストンが出演したシーズン6エピソード2 「迷走」(リンク先Amazonビデオ)で農夫の役で出演しているそうです(観たけど覚えてない…)。作詞はギリガンとピーター・グールド氏。
【UPDATE 2016/1/25】「迷走」もう一度観たら…いました!エピソード最初にスカリーが訪れる農家のおじさまを演じています。
ミュージック・ビデオ「ベター・コール・ソウル」

2:46
本国で「ベター・コール・ソウル」のプレミア前に公開されたミュージック・ビデオ。米AMCのサイトでも見られますが、歌詞の日本語訳に期待してたんだけど字幕なかったです…。
英語歌詞はこちらで読めます(Youtube動画の説明部分)→ Better Call Saul – The song [w/Lyrics] | Youtube。「どういうときにジミーを呼んだらいいのか?」という内容で、飲酒運転に万引き、誘拐などなど、ひどい案件ばかりですw。
DISC3特典映像
未公開シーン(勝訴)

1:04 コメンタリーあり 【Blu-rayのみ】
エピソード9「ピメント」の削除シーン。シュワイカートとの裁判に勝ち、通りすがりの人たちに大喜びでハイタッチして回るジミーが描かれています。本編では法廷の次のシーンはチャックの自宅でしたが、その間に入る予定だったようです。
メイキング映像:万華鏡

2:22 コメンタリーあり 【Blu-rayのみ】
エピソード10でのジミーとマルコの詐欺三昧モンタージュのメイキング。このシーンは、1920〜30年代に活躍した特殊効果技術者スラヴコ・ヴォルカピッチの影響で、古ーい「万華鏡フィルター」を通常のカメラにつけて撮ったそうです。「撮った映像を見てみんな興奮したよ」とのこと。てっきりデジタル加工だと思ってました。
第1話台本読み

53:10 【Blu-rayのみ】
スタッフ、キャストが集まって、第1話の台本をひたすら読むんですが、当日来られない役者さんの代わりにスタッフがセリフを読んだり、セリフとセリフの間のト書きも全て読みあげていたりします。ト書きに思わぬトリビアがあったりして面白かったです。
ボブとマイケルの対談
NG集

3:38
みんな大好きNG集。フォーレターワード全開です。キャストの素顔が垣間見えて楽しい!特にジョナサン・バンクスの笑顔が素敵でした。一部はDVD/ブルーレイ発売前に公開されています。→ 「ベター・コール・ソウル」NG集&削除シーンが公開されました
特典映像は「ブルーレイのみ」がすごーく多いんですね。余談ですが、Macはデフォルトでブルーレイが再生できないため、マカーの私は長らくDVDオンリーでした(というかそもそもめったに円盤を購入しない)。が、今回この特典映像見たさについに環境を整えました。「ブレイキング・バッド」のブルーレイも買おうかな…(持ってるのはUK版DVD)。