「ベター・コール・ソウル」シーズン2 予告編まとめ【5種類 + おまけ + 日本語版】

先日、「ベター・コール・ソウル」シーズン2の初トレイラー(予告編)が公開されましたが、その後もちょこちょこと短いティーザーや制作陣も登場する長めのトレイラーなど追加されているのでここにまとめてみました。

1月9日に初トレイラーが公開されてから次々とミニ・クリップや舞台裏動画が公開されています!

以下トレイラーのいずれも本家AMC公式サイトで公開されていますが、日本からのアクセスだと「このコンテンツは見られません」と言われてしまいます…。なのでYoutubeとかで探してきました。日本でも本国の次の日にはNetflixで見られるんだから、ダメ出ししなくてもー…と思いつつ…。

初トレイラー「Where Has It Gotten Me?」

初というか正確にはシーズン1の映像を使ったティーザーが既に公開されてましたが、シーズン2の映像でのトレイラーはこれが初めて公開されたもの。

Trailer: Where Has It Gotten Me? Better Call Saul Season 2 Trailer | Youtube

内容については以下記事にテキトー訳を載せてますので、良かったらどうぞ↓。
関連記事「ベター・コール・ソウル」シーズン2 ティーザー・トレイラー公開!(セリフのテキトー日本語訳あり)

マリアッチ・バンドが歌うプロモ「Yo Soy Saul」

短いティーザー・クリップ。マリアッチ・バンドが演奏する(たぶんアルバカーキの)バーで渋い顔をして一人お酒を飲むジミー。電話がかかってきますが…。

Better Call Saul: Season 2 “Yo Soy Saul” Promo | Youtube

歌っているのはMariachi Bandido。タイトルの「Yo Soy Saul」は英語で「I am Saul」だそうです。ブレイキング・バッドのファンサイトHeisenberg Chroniclesによると、歌詞は以下(実際はスペイン語)。

Who do you call
If you have problems with the law?
Among lawyers, I’m the boss of all bosses.
Call me – I am the king,
The master and lord of lawyers.
My balls are as big as avocados.
Yo Soy Saul
(テキトー訳なのでご了承ください)

法的な問題を抱えちまったら誰を呼ぶ?
弁護士の中でも最高のヤツらのボスが俺
俺を呼びな 俺はキング
弁護士の頂点、弁護士の王だ
俺の肝っ玉はアボカドくらいあるぜ(※)

※肝っ玉つーか、金○

歌詞は製作者ヴィンス・ギリガンピーター・グールドが書いたそうです。ちょっと「ブレイキング・バッド」のハイゼンベルクの歌みたいですねー。

関連トリビアハイゼンベルクのバラッド、元になったのは麻薬組織を讃える歌「ナルココリード」

このシーンは「ブレイキング・バッド後」のソウルを描いている?

ちなみに、海外ではこのクリップを観て「これは『ブレイキング・バッド』後のソウル(ジーン)じゃないか?」と推測してる人がいるようです(ネタ元はReddit)。
根拠としては
 (1)携帯が「ベター・コール・ソウル」時点(2002年)のものにしては新しい
 (2)人目を避けるような地味な服装・帽子
…だとか。

この推測が当たってるかどうか不明ですが、Redditでは「これ観てすぐそう思った!」「俺も俺も」と同意する人が続々。シーズン2以降も「ブレイキング・バッド」後のソウル(ジーン)が見られると思うと楽しみです!

【UPDATE 2016/3/9】 アボカドの意味が判明

MTVのギリガン&ゴールドのインタビューによると、歌詞に「アボカド」が出てくるのはスペイン語の「弁護士(abogado)」にアボカドの発音が似てるからだそうです。洒落か!

また、先日からiTunesストアでこの曲が購入できるようになりました(200円也)。もちろん早速購入。歌詞を見るとすっごい自画自賛な曲なのに、南国ほのぼのテンポなのが素敵です。
Yo Soy Saúl (From the “Better Call Saul” Season Two Teaser) – Single Mariachi Bandido

キャスト&スタッフも登場する「A Look at Season 2」

シーズン1の前にも「エピソード0」として「Day One」という動画が公開されてたようですが、それのシーズン2バージョンでしょうか。

A Look at Season 2 BETTER CALL SAUL Season 2 BEHIND THE SCENES (2016) amc Series | Youtube

ヴィンス・ギリガンピーター・グールド氏はじめ、プロデューサーのメリッサ・バーンスタイン女史、キャストのボブ・オデンカークジミー)、ジョナサン・バンクスマイク)、レイ・シーホーンキム)、マイケル・マッキーンチャック)が登場してます。

これによるとシーズン2はこんな感じのようです。

  • シーズン2は1より「ダークでワイルドでビッグ」に
  • シーズン1で岐路に立たされたジミーは、自分の生き方を模索し始める
  • マイクはアヤシイ仕事をするようになる
  • キムとジミーが急接近
  • 結果的にジミーをソウルにしてしまうのはチャック?

「ジミーのことを知れば知るほどジミーが好きになる。でも、だんだんと”ソウル・グッドマン”になっていくジミーのことが怖くなってくる(意訳)」というヴィンス・ギリガンのセリフに、「やっぱりこれは『ブレイキング・バッド』の前日譚なんだなあ」と思った次第。

The more we learn more about Jimmy McGill, the more we like him and the more we dread him eventually turning into Saul Goodman.
Vince Gilligan

セリフでジミーの顔を形作る「Portrait」

シーズン2のセリフが文字になって飛んできて、ジミーの顔になるという小洒落たトレイラー。

bcs-s2-portrait-promo
© AMC

セリフはキム「中年の危機ってこと?」、ジミー「正しいことをしようとしてきた結果どうなった?」、チャック「法は神聖なんだ!」などなど…なんですが、こちらは日本から普通に(VPNとかアレせずに)見られるところが見つかりませんでした…。

公式ではこちらから観れます -> Promo: Portrait: Better Call Saul

セリフはないけどカッコイイ!「Crossroads」

ジミーが進むのはタンブルウィードが転がる苦難の道か、明るく晴れた空が見える道か、それとも…?セリフなし、わずか30秒ほどながらカッコ良くて展開がヒジョーに気になるトレイラー。

Crossroads BETTER CALL SAUL Season 2 TRAILER (2016) amc Series | Youtube>

海外では、このトレイラーも早速深読みされています。

少し前にEntertainment Weekly他で「ベター・コール・ソウル」シーズン2に「アレステッド・ディベロプメント」や「CSIマイアミ」のベテラン俳優エド・ベグリー・ジュニア(Ed Begley Jr.)氏が出演することが報じられましたが、このベグリー氏の演じる役の名前がクリフォード(Clifford)。このトレイラーでジミーがぶっ込んでいるのは崖(Cliff)。クリフつながりですね。

さらに、新キャラ クリフォードについて製作者ピーター・グールドは「最初に会った時はすごくいい人に見えるけど、彼には逆らわないほうがいい(you wouldn’t want to cross him)」(意訳)と言っていて、このトレイラーのタイトルが「Crossroads」。

When you first meet him, he is highly avuncular and somebody whom you’d like to spend time with and is a very sweet guy. But you wouldn’t want to cross him, let’s put it that way.

なので、クリフォードがジミーをソウルに変えるキッカケになるのでは…?と推測している人がいました(Film Schlubs Podcastのブライアン氏)。よく見てるなあ…。

【UPDATE】 おまけ

Netflixブラジルの「ベター・コール・ソウル」予告編。ソウルのテンションが素晴らしいw

Better Call Saul – Carnival [HD] | Netflix Brasil | Youtube>

こちらはイタリア向けモーション・ポスター。かっこいいいいい

Better Call Saul 2 motion poster | Youtube>

【UPDATE】 日本語版トレイラーも公開!

日本語版トレイラーはNetflixでの公開前夜にYoutubeで公開。上のトレイラーのどれとも違うオリジナルになっています。

ベター・コール・ソウル シーズン2 予告編 – Netflix [HD] | Youtube>