先日、「ベター・コール・ソウル」シーズン2の初トレイラー(予告編)が公開されましたが、その後もちょこちょこと短いティーザーや制作陣も登場する長めのトレイラーなど追加されているのでここにまとめてみました。
1月9日に初トレイラーが公開されてから次々とミニ・クリップや舞台裏動画が公開されています!
以下トレイラーのいずれも本家AMC公式サイトで公開されていますが、日本からのアクセスだと「このコンテンツは見られません」と言われてしまいます…。なのでYoutubeとかで探してきました。日本でも本国の次の日にはNetflixで見られるんだから、ダメ出ししなくてもー…と思いつつ…。
初トレイラー「Where Has It Gotten Me?」
初というか正確にはシーズン1の映像を使ったティーザーが既に公開されてましたが、シーズン2の映像でのトレイラーはこれが初めて公開されたもの。
内容については以下記事にテキトー訳を載せてますので、良かったらどうぞ↓。
関連記事:「ベター・コール・ソウル」シーズン2 ティーザー・トレイラー公開!(セリフのテキトー日本語訳あり)
マリアッチ・バンドが歌うプロモ「Yo Soy Saul」
短いティーザー・クリップ。マリアッチ・バンドが演奏する(たぶんアルバカーキの)バーで渋い顔をして一人お酒を飲むジミー。電話がかかってきますが…。
歌っているのはMariachi Bandido。タイトルの「Yo Soy Saul」は英語で「I am Saul」だそうです。ブレイキング・バッドのファンサイトHeisenberg Chroniclesによると、歌詞は以下(実際はスペイン語)。
Who do you call
If you have problems with the law?
Among lawyers, I’m the boss of all bosses.
Call me – I am the king,
The master and lord of lawyers.
My balls are as big as avocados.
Yo Soy Saul
法的な問題を抱えちまったら誰を呼ぶ?
弁護士の中でも最高のヤツらのボスが俺
俺を呼びな 俺はキング
弁護士の頂点、弁護士の王だ
俺の肝っ玉はアボカドくらいあるぜ(※)
歌詞は製作者ヴィンス・ギリガンとピーター・グールドが書いたそうです。ちょっと「ブレイキング・バッド」のハイゼンベルクの歌みたいですねー。
関連トリビア:ハイゼンベルクのバラッド、元になったのは麻薬組織を讃える歌「ナルココリード」
このシーンは「ブレイキング・バッド後」のソウルを描いている?
ちなみに、海外ではこのクリップを観て「これは『ブレイキング・バッド』後のソウル(ジーン)じゃないか?」と推測してる人がいるようです(ネタ元はReddit)。
根拠としては
(1)携帯が「ベター・コール・ソウル」時点(2002年)のものにしては新しい
(2)人目を避けるような地味な服装・帽子
…だとか。
この推測が当たってるかどうか不明ですが、Redditでは「これ観てすぐそう思った!」「俺も俺も」と同意する人が続々。シーズン2以降も「ブレイキング・バッド」後のソウル(ジーン)が見られると思うと楽しみです!
【UPDATE 2016/3/9】 アボカドの意味が判明
MTVのギリガン&ゴールドのインタビューによると、歌詞に「アボカド」が出てくるのはスペイン語の「弁護士(abogado)」にアボカドの発音が似てるからだそうです。洒落か!
また、先日からiTunesストアでこの曲が購入できるようになりました(200円也)。もちろん早速購入。歌詞を見るとすっごい自画自賛な曲なのに、南国ほのぼのテンポなのが素敵です。
Yo Soy Saúl (From the “Better Call Saul” Season Two Teaser) – Single Mariachi Bandido
キャスト&スタッフも登場する「A Look at Season 2」
シーズン1の前にも「エピソード0」として「Day One」という動画が公開されてたようですが、それのシーズン2バージョンでしょうか。
ヴィンス・ギリガン、ピーター・グールド氏はじめ、プロデューサーのメリッサ・バーンスタイン女史、キャストのボブ・オデンカーク(ジミー)、ジョナサン・バンクス(マイク)、レイ・シーホーン(キム)、マイケル・マッキーン(チャック)が登場してます。
これによるとシーズン2はこんな感じのようです。
- シーズン2は1より「ダークでワイルドでビッグ」に
- シーズン1で岐路に立たされたジミーは、自分の生き方を模索し始める
- マイクはアヤシイ仕事をするようになる
- キムとジミーが急接近
- 結果的にジミーをソウルにしてしまうのはチャック?
「ジミーのことを知れば知るほどジミーが好きになる。でも、だんだんと”ソウル・グッドマン”になっていくジミーのことが怖くなってくる(意訳)」というヴィンス・ギリガンのセリフに、「やっぱりこれは『ブレイキング・バッド』の前日譚なんだなあ」と思った次第。
The more we learn more about Jimmy McGill, the more we like him and the more we dread him eventually turning into Saul Goodman.
Vince Gilligan
セリフでジミーの顔を形作る「Portrait」
シーズン2のセリフが文字になって飛んできて、ジミーの顔になるという小洒落たトレイラー。

セリフはキム「中年の危機ってこと?」、ジミー「正しいことをしようとしてきた結果どうなった?」、チャック「法は神聖なんだ!」などなど…なんですが、こちらは日本から普通に(VPNとかアレせずに)見られるところが見つかりませんでした…。
公式ではこちらから観れます -> Promo: Portrait: Better Call Saul
セリフはないけどカッコイイ!「Crossroads」
ジミーが進むのはタンブルウィードが転がる苦難の道か、明るく晴れた空が見える道か、それとも…?セリフなし、わずか30秒ほどながらカッコ良くて展開がヒジョーに気になるトレイラー。
海外では、このトレイラーも早速深読みされています。
少し前にEntertainment Weekly他で「ベター・コール・ソウル」シーズン2に「アレステッド・ディベロプメント」や「CSIマイアミ」のベテラン俳優エド・ベグリー・ジュニア(Ed Begley Jr.)氏が出演することが報じられましたが、このベグリー氏の演じる役の名前がクリフォード(Clifford)。このトレイラーでジミーがぶっ込んでいるのは崖(Cliff)。クリフつながりですね。
さらに、新キャラ クリフォードについて製作者ピーター・グールドは「最初に会った時はすごくいい人に見えるけど、彼には逆らわないほうがいい(you wouldn’t want to cross him)」(意訳)と言っていて、このトレイラーのタイトルが「Crossroads」。
When you first meet him, he is highly avuncular and somebody whom you’d like to spend time with and is a very sweet guy. But you wouldn’t want to cross him, let’s put it that way.
なので、クリフォードがジミーをソウルに変えるキッカケになるのでは…?と推測している人がいました(Film Schlubs Podcastのブライアン氏)。よく見てるなあ…。
【UPDATE】 おまけ
Netflixブラジルの「ベター・コール・ソウル」予告編。ソウルのテンションが素晴らしいw
こちらはイタリア向けモーション・ポスター。かっこいいいいい
【UPDATE】 日本語版トレイラーも公開!
日本語版トレイラーはNetflixでの公開前夜にYoutubeで公開。上のトレイラーのどれとも違うオリジナルになっています。