「ベター・コール・ソウル」シーズン1エピソード3「ナチョ」に出てくる「ブレイキング・バッド」のイースター・エッグやパロディをまとめました。
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以下、「ブレイキング・バッド」のマイルドネタバレになります。未見の方は注意!
公衆電話に見覚えのあるサインが!
ジミーが公衆電話から何度もナチョに電話するシーンで、この公衆電話にどこかで見たサインがしてあります。


「ブレイキング・バッド」でジェシーの部屋の壁に書いてあるグラフィティ「JPI」にソックリです。このサインが誰のものでどういう意味かはハッキリしませんが、ジェシー(Jesse Pinkman)本人のサインじゃないか?と考える人が多いようです。米掲示板Redditでは「もしジェシーのグラフィティなら自分の家の中に書く意味ある?」というツッコミや、単に美術スタッフさんのサインかも、などなど否定説もいくつか出ていましたが、個人的には「ベター・コール・ソウル」時点ではまだ二十歳そこそこだったジェシーが、元気に街中に自分のサインをして回っているのを想像するほうが楽しいです。
ジミー(ソウル)はヒザが悪いらしい
ジミーが警察に捕まった(確保された)時に言う「ヒザが悪いんだ」というセリフ、実は「ブレイキング・バッド」でソウルが初めて登場した回、ウォルターとジェシーに拉致された時に同じことを言っています。


私は「ヒザがー!」というのは乱暴された時のジミーの常套句だと思ってたんですが、脚本のトーマス・シュノーズ(Thomas Schnauz)氏によると本当にヒザが悪いようです。氏はThe Hollywood Reporterのインタビューに答えて「ジミーが『滑りのジミー』と呼ばれていた頃、当たり屋詐欺で何度もひどく転倒したせいでヒザが悪くなったかもしれないと考えたんだ。『ブレイキング・バッド』の頃はなぜヒザが悪いのかまでは考えていなかったけどね」と言っています(意訳)。
ホントにヒザ悪かったんだ…。「痛い痛い!」って同情を引く作戦だと思った私、汚れてるー!
ちなみに「ブレイキング・バッド」のこのシーンでソウルが口に出す「イグナシオ」という名前はナチョの本名です。
関連トリビア:ナチョの名前は「ブレイキング・バッド」にすでに登場していた?
おまけ:被告人を間違えるなんて!と検事を非難するジミーだが…
ジミーが自分の顧客の刑を軽くするため検事と交渉しているシーンで、相手の検事が別の被告と勘違いしていることに気づいたジミーは「被告人を別人と間違えただと?」と非難しています。
ところが、「ブレイキング・バッド」では初登場回でバッジャーの面接に現れたソウル(ジミー)は全く別の被告と間違えた上に「こちらの案件だった。すまん、転記ミスだ。修正液で直せば問題ない」と悪びれもせずに言っています。
「ベター・コール・ソウル」は「ブレイキング・バッド」より6年前の話ですが、この6年の間に一体何があったのか?それはこれから描かれていくと思いますが、いずれにせよ数年でずいぶん変わってしまったんですね…。


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