「ベター・コール・ソウル」シーズン1エピソード4「ヒーロー」に出てくる「ブレイキング・バッド」のイースター・エッグやパロディをまとめました。
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以下、「ブレイキング・バッド」のマイルドネタバレになります。未見の方は注意!
S’all good, man!ソウル・グッドマン誕生
このエピソードのティーザーは、ジミーがまだ若く、マルコと組んで詐欺で稼いでいた頃の話。初めてあったばかりの男(スティーブ)に名前を聞かれたジミーは「ソウル」と答えます。「ソウル?」と聞き返されるとさらに「S’all good, man(すべてよし)だ」と答えています。

この頃からジミーお気に入りの偽名だったんでしょうか?ちなみに「ベター・コール・ソウル」のシーズン1では、”ソウル・グッドマン”という名前はこのシーンしか出てきませんでした。
(エピソード1「駆け出し」のティーザーで、ジミー(ジーン)が観ているTVCMから聞こえる”ソウル・グッドマン”は除く)
洋服店の棚に、ガスが着ていたシャツが…?
ジミーがテーラー(洋服店)に行くシーンで、棚に見覚えのあるシャツが飾ってあります。


「ブレイキング・バッド」のラスボス、ガス(グスタボ・フリング)が着ていた黄色いシャツにそっくりです。観ていて「あ!ガスっぽい!」と気づいた時は、映画「プレデター2」で、プレデターの戦利品の中にエイリアンの頭蓋骨を見た時と同じ気分になりました(プレデターのこのシーンの動画はこちら)。ガスもこの時期すでにアルバカーキに住んでいたはずですし、このお店の常連さんだったのかもしれませんね。
ただこのトリビア、海外のニュース系・まとめ系サイトではすっかり「ガス(のシャツ)だ!」ということになっていますが、実はガスが「ブレイキング・バッド」にこのコーディネイトと全く同じシャツ+ネクタイで登場したことはないようです(いつも黄色のシャツに黒いタイをしていた)。そのため米掲示板Redditでは「まーた深読みしてる」「考えすぎ」という声もありましたが、「見た瞬間ガスを思い出した」「俺も俺も」という人もかなり多かったです(私もその一人)。みなさんは気付きましたか?
ジミーの服装の好みは当時から派手好き
同じシーンでジミーはハワードへの嫌がらせにハムリンディゴ・ブルー(笑)色のシャツを買いますが、棚にあった派手なオレンジのシャツに、これまた派手なネクタイを合わせてみたりもしています。「ブレイキング・バッド」では、ソウルはいつも派手派手なシャツ+ネクタイばかり着ていましたね。


看板屋さんの人は「ブレイキング・バッド」にも登場していた
ジミーが”助けた”看板屋さんを演じているエディ・J・フェルナンデス(Eddie J. Fernandez)さん、実は「ブレイキング・バッド」にも全く違う役どころで登場しています。


「ブレイキング・バッド」でマイクがチョウの倉庫に踏み込むシーンで、入り口であっさりマイクに撃たれた殺し屋の一人です。
おまけ:ジミーが初の「TV CM」を出す
「ブレイキング・バッド」時代には広告で地元の有名人になっていたソウル。洗車場のレジでジュニアとソウルが会話するシーンでは、ジュニアは「看板の弁護士さんですよね?CMも見てます!」と言っています。ジュニアは有名人が来た!とばかりに嬉しそうにしていました。


ソウルのCMは何種類もあって、さらに事故が起こればすかさずCMを出したりとTVやメディアをよく広告に利用していたようですが、「ベター・コール・ソウル」の今回のエピソードの”自作自演の救出劇”はジミーの初めての”TV CM”でもありました。果たしてCM効果で顧客が増えたかどうか?は次のエピソードで描かれていますが、ソウルのTV好きを見る限り、効果はあったようです。
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