「ベター・コール・ソウル」s1e6「警官」の映画・ドラマのオマージュネタをまとめてみました。テレビドラマ「マトロック」や「メイベリー110番」、「ハワイ 5-0」など。
マトロック(1986–1995)Matlock
マイクの弁護人として呼ばれたシーンで、ジミーはフィラデルフィア市警のサンダース刑事に「マトロックみたいだな」と言われていますが、これはテレビドラマ「マトロック」の主人公、熱血弁護士ベン・マトロックのこと。


ひとつ前のエピソードではジミーがこのドラマを熱心に見てマトロックの服装を研究していましたが、その甲斐があったようですね。
「マトロック」についてはこちらもどうぞ → 【S1E5 羊飼いの少年】「ベター・コール・ソウル」の映画・ドラマ オマージュまとめ

このサンダース刑事の言葉にジミーは「マトロック風の服を着た若い頃のポール・ニューマンだよ」と答えていますが、これはもちろん往年の名優ポール・ニューマンのことです。
ポール・ニューマンはアカデミー賞を3度も受賞、1950年代から第一線で活躍し「ハスラー」「スティング」「明日に向かって撃て!」「タワーリング・インフェルノ」など、数多くの名作・大作に出演しました。いま見ても惚れ惚れするようなイケメンさん。
2008年、ガンのため惜しくも故人に。
S1E4の「スティング」ネタはこちら → 【S1E4 ヒーロー】「ベター・コール・ソウル」の映画・ドラマ オマージュまとめ
メイベリー110番(1960-1968)The Andy Griffith Show
上の会話があった直後、取調室の入り口でサンダース刑事が「バーニー・ファイフに挨拶を」と言いますが、これはコメディドラマ「メイベリー110番」の登場人物バーニー・ファイフ副保安官のことです。最初マイクのことを言ってるのかな?と思ったけどそうじゃなくて、たぶんマイクに「ジミー(=バーニー・ファイフ)が来たぞ(挨拶しろ)」と言ってるんですね。
下の動画のサムネイル(再生すると最初左側にいる人物)がバーニー・ファイフ(演:ドン・ノッツ)だそうですが、これがサンダース刑事のジミーに対するイメージか…。マトロックからずいぶん変わってしまいましたw

「メイベリー110番」は名優アンディ・グリフィスが主演した60年代の人気シチュエーション・コメディ(原題は「アンディ・グリフィス・ショー」)。
放映中は視聴率が7位より下がったことはなかったそうで、スピンオフも何作か作られている大ヒットドラマです。
ハワイ5-0(1968-1980)Hawaii Five-0

このエピソードの邦題は「警官」ですが、原題は「Five-0」。なぜファイブ・オーが警官という意味なのかというと、60年代の人気ドラマ「ハワイ 5-0」の影響だそうです。
このドラマで元海兵隊の主人公が所属するのがハワイ州知事直属の特別捜査班「ファイブ・オー」。ハワイがアメリカの50番目の州であることからこの名がついた、架空の組織です。
リメイク版もあり、2010年から放映されています(2016年2月現在、シーズン6を放映中)。日本ではAmazonプライムビデオなどで観られます。
Hawaii Five-0 シーズン 1 (字幕版) | Amazon