「ベター・コール・ソウル」シーズン3のPRの一環として公開された「ロス・ポジョス・エルマノス 社員教育ビデオ」。全10エピソードのこのミニシリーズは、2017年のエミー賞短編部門を受賞しました。「ブレイキング・バッド」ネタも満載ですよ!前半はこちら。
以下「ベター・コール・ソウル」S3までと「ブレイキング・バッド」のネタバレを多々含みます。未見の方はご注意。

「ロス・ポジョス・エルマノス」の新人社員に向けて心構え等を教えるオンライン教育ビデオ(という設定)。ジャンカルロ・エスポジート演じるガス・フリングが登場、ロス・ポジョスの従業員としての心構えについていろいろ教えてくれます。
Table of Contents
- 社員教育ビデオ6 損失防止編 「Loss Prevention」
- 社員教育ビデオ7 環境保護編 「Sustainability」
- 社員教育ビデオ8 ブランド管理編 「Brand Management」
- 社員教育ビデオ9 問題解決編 「Conflict Resolution」
- 社員教育ビデオ10 緊急時対応編 「Emergency Situations」
エピソード前半(1〜5)はこちら↓ロス・ポジョスの社員教育ビデオがあった!「ブレイキング・バッド」ネタも【1〜5】
社員教育ビデオ6 「Loss Prevention」
社員教育ビデオ第六弾は「Loss Prevention」。損失防止編です。いかに会社の損失を防ぐかについてガスが説明してくれます。以下超てきとう訳注意 ※間違いを見つけたら(99.1%ありそう)教えてプリーズ!
(深いため息)
また会えたね!今日は損失防止について話をしよう。ロス・ポジョス・エルマノスでの君の仕事には、会社の貴重な資産を盗難から守ることも含まれる。ただレジを守るってことじゃないよ。窃盗は様々な形態や規模で起こりうる。窃盗で利益を上げる者がいる限り、私たちの業務全体が危険に晒されるんだ。

動画冒頭いきなりため息なのは、なんでだろ?と思ったんですが、RedditやYoutubeでは「このビデオを録画した時、まだヘクターにS3E4でされたことに怒ってたんだろう」とか「もうこの教育ビデオ撮るのが嫌なんじゃ…」とか言われてました。
でも直後はすごい営業笑顔です。
そこで、私たちのチームは窃盗を特定し、対抗するための「損失防止プログラム」を策定している。例を見てみよう。よくある損失の例は、仕入れたものがなくなるということ。通常、配送時に起こる。
この箱のロゴは…!入荷されたのに量が足りないのは、ヘクターのアイスクリーム店にアイスを輸送してる例のメキシコの会社から送られてきたものみたいです。

これを防ぐ一番の方法は、いつでも正確に在庫目録を記録しておくことだ。ホットソースみたいな小さなアイテムの場合、新しい在庫が届いたら全体の重さを量っておくのも良い方法だ。もし心配なら、二回量っておくとさらに安全性が高まるね。
このホットソースを入れてる箱に見覚えありすぎました。

「二回量る」にも聞き覚えが…。「ブレイキング・バッド」では、ウォルターとジェシーがゲイルを○してからというもの、ガスのスーパーラボで製造したメスの重さを二回量るよう規則が変更になりました。このビデオでガスが言ってるように、自分の資産(メス)が盗まれるんじゃないかと疑っていた(実際ジェシーがやってたし)…というか、それだけ信用をなくしてしまったということなんでしょうねー。


それと、ロス・ポジョスみたいにおいしい食事のあるところで働いていると、揚げものをひとつかふたつ、つまみ食いしたくなるかもしれないね。その誘惑は私にも理解できる。認めるよ。うちの商品はやみつきになるからね。でもそんなことをすれば危険な道を転げ落ちることになる。必ず、ひとつやふたつではすまなくなるんだ。こういった盗難を防ぐ方法はひとつ、自分の行動に責任を持つことだ。
やみつきになるのも一度や二度で辞められなくなるのも、一度やったら転落しちゃうのも、例の商品(青いやつ)と同じ…。


もしくは、従業員割引でバスケットを買って帰るのもいいね。今日はこれまで。次回、環境保護について話し合うときに、また会おう。
ちゃんと従業員割引があるようですw ほんとにいい会社ですね、ロス・ポジョス(表向きは)。
次は社員教育ビデオ第七弾「Sustainability」、環境保護編です。引き続き「ブレイキング・バッド」ネタ満載ですよー。