「ベター・コール・ソウル」のタイトル・シークエンスは、どのエピソードでもややレトロっぽい荒れた映像の短いシーンですが、このシーン、全て「ブレイキング・バッド」時代の映像になっているようです。
以下、「ブレイキング・バッド」のマイルドネタバレになります。未見の方は注意!
Uno シーズン1 エピソード1「駆け出し」
アップで映る安っぽいビニール製の「自由の女神」は、「ブレイキング・バッド」でソウルの事務所の屋根に掲げてあったもの。


Mijo シーズン1 エピソード2「トゥコ」
白いキャデラックの後ろ姿が映りますが、これは「ブレイキング・バッド」でソウルが乗っていたキャデラック。このエピソードでは背景まで「ブレイキング・バッド」と同じです。


Nacho シーズン1 エピソード3「ナチョ」
金の天秤にタバコの灰を落とす女性の手が映りますが、この天秤はソウルの事務所にあったもの。


Hero シーズン1 エピソード4「ヒーロー」
引き出しの中にあるたくさんの携帯。この引き出しも、ソウルの事務所のもの。この中からキティちゃんの携帯をジェシーに渡しました(s5e11「告白」)。


Alpine Shepherd Boy シーズン1 エピソード5「羊飼いの少年」
ソウル・グッドマンのベンチ広告が映りますが、これは囮捜査でバッジャーが捕まったとき座っていたのと同じベンチ(ただし電話番号が変わっています)。


Five-O シーズン1 エピソード6「警官」
荒野にポツンとある公衆電話にぶらさがった電話帳のページに、ソウル・グッドマンの広告が見えます。

このシーンそのものは「ブレイキング・バッド」にはありませんが、名前が「ソウル・グッドマン」になっているので、やはり「ブレイキング・バッド」と同時期の映像だと思われます。
Bingo シーズン1 エピソード7「ビンゴ」
振動マシン、いわゆる「金魚運動器」がゆらゆら揺れていますが、これもソウルが事務所でたまに寝転がって使っていたもの。


Rico シーズン1 エピソード8「RICO法」
ソウルが好きそうな派手なネクタイの横を歩くタランチュラ。タランチュラといえば「ブレイキング・バッド」ではドリュー少年がクモを捕まえるシーンやトッドがそのタランチュラを持って帰るシーンがありましたが、ソウルが登場する別のシーンでもこっそり登場していました。


Pimento シーズン1 エピソード9「ピメント」

ソウルの広告が入ったマッチが洗面台に捨てられています。このマッチは「ブレイキング・バッド」時代のソウルが連絡先を教える際に渡していたものらしく、ウォルターもスカイラーも持っていました。


Marco シーズン1 エピソード10「マルコ」
マグカップが落ちて割れてしまうシーンが映りますが、このマグカップも「ブレイキング・バッド」ではソウルの机の上に置いてあります。


「ベター・コール・ソウル」スタッフの多くが「ブレイキング・バッド」にも関わっていたせいか、ふたつの作品への思い入れが感じられる、ファンには嬉しいタイトル・シークエンスになっていますね。